お久しぶりです。ラジャーロビットソンです。
ほとんどの方が初めましてかと思うので、簡単に自己紹介すると二〇年近くオーガズムを目指していた三十前半男です。
先日、とうとう女性型オーガズムに達しました。
オーガズムを目指して二〇年、合間に空白があるので実質一〇年程度。願ってきた前立腺への祈りが、とうとう成就した形です。
使用器具はMGXシントライデントです。
柔らかく、ともすれば頼りなく、感覚を拾えるのか不安でしたが、喜憂でした。
使用して二回目での到達となります。器具の性能に加えて私の中での「ある気付き」が大きかったかと思います。
先人がそうしてきたように、到達までの状況を記させて下さい。
まず肛門のストレッチを行いました。
これはいつも行っていないのですが、脱力状態に良いと聞き試してみたのです。
やり方は三〇回ほど脱力と締め上げを繰り返したあと、5秒ほどかけてゆっくりと締め上げ、MAXの力が続く限り締め上げ、また時間をかけて緩めていきます。
それからMGXシントライデントにローションを塗り挿入、気分を高めるオカズ視聴へ。
私の場合、グラビア、陸上競技などの映像で直接的でない興奮を得ていきます。
姿勢はM字で仰向け。次第に前立腺が存在感を増していきます。快感を得ようとせず、PC筋は緩めたままを維持。
完全な脱力状態のまま、視覚からエロスを取り入れ続けます。
挿入から三〇分ほど経ったでしょうか。
もうこれ以上感度が上がらないかな? というところまで来ました。
いつもならもどかしくて、PC筋に力を僅かに入れてみたり、腹圧とPC筋の使用でアネロスを意図的に動かすなどしていました。そうしないとそれ以上の快感が得られないし、最悪そのまま遠のいていくからです。
しかし今回は動かさないまま、姿勢を変える方向でアプローチを試みます。
立ち姿から腰を突き出してみたり、腰を振ってみました。PC筋はあくまで脱力です。
その内、気持ちの良い姿勢が見つかります。私の場合、少し腰を浮かせた正座でした。
気持ちの良い所に刺さっている、がっちりとホールドされているのが分かります。
このときもPC筋に力は入れません。脱力を心がけますが、抜けそうになれば最低限の力で挿入を維持します。
うっすら気持ちが良いのが続き、それは来ました。アネロスが動き出したのです。
勝手に動く、とはこういうことかと思いました。
蠕動運動やらPC筋の収縮やら理屈は知っていましたが、そんなことは一切意識していません。というか出来ません。
アネロスが不格好に、しかし確実に気持ちの良い部分を撫でるように動いている。
私の腰は突き上げられたように動き、そのたび快楽に襲われました。
射精感とは違います。爆発するようなものではなく、ぼーっとした気持ちよさ、そこに尻を突かれているという被虐的な気持ちよさが加わったイメージです。
ぼんやりと頭が霞み、腰が動き、アネロスが腸内をこすり上げる。一〇分~三〇分はそのままでした。
オカズ動画のことを忘れ、無心に快楽をむさぼります。力の入れ具合を間違え、アネロスが飛び出したことで終了しましたが、これが女性型オーガズムだと確信がありました。
果てるような逝き方は出来ませんでしたが、正しいアプローチに成功したことに疑いはありませんでした。
翌日は終日前立腺が疼いてしまい、次のプレイはいつになるだろうかとわくわくが止まらないまま今日に至っています。
以上が、当日の状況です。
どうしてこれまで女性型オーガズムに到達できなかったのだろう、と考えてみました。
たぶん、知識を詰め込み過ぎて、プレイ自体に影響が出ていたのだと思います。
例えば男性がオナニーを初めて行う場合。
射精に至るまでに前立腺が腫れ上がる、とか、射精管を精液が通ることでオーガズムが、とか考えないと思うのです。ただただ気持ちの良いことをし続ける。それで男は自然、射精に至ります。
オーガズムとは体感的なものであり、機械を操るようにはいきません。
しかし射精という男性型オーガズムを体得してしまった故に、女性型オーガズムへと切り替える知識が必要になります。
体感的なことを実行するのに、知識でどうにかしなければなりません。
少し強引な例えですが、鉄棒の逆上がりに近いように思います。重心の移動、腕を引く力の強さとタイミングは、体得しなければなりません。教科書だけ見ていても出来ません。だって人によって体重が違えば必要な力も違ってくるのですから。
そして難しいのが、オーガズムとは脳の反応です。
前立腺、腸壁の性感を通じて女性型オーガズムに流れていく。知識は必要なのに、意識しすぎるとノイズになります。
本番は知識を捨て、気持ちの良い方向に流れていく。そういう頭の切り替えが必要なのだな、と思います。
特に、私の場合「膝を抱える体制で横になる」「前立腺に当て続ける」という意識が弊害でした。
上記の姿勢は私にマッチしたものでは無かったし、前立腺に当て続けるという意識はたぶん駄目です。
アネロスが動き回っているときも、前立腺が、というより肛門付近と直腸で蠢くことの快楽でした。
前立腺から意識の焦点を外したのは正解だったと思います。
かなりの長文と駄文になってしまいましたが、とかく実在を疑われがちな女性型オーガズムですので、
未達成の方にとって何らかの力になれれば幸いです。
今後、テンポやユーホーなども試してみたいと思います。
(ここに書いてある内容は他者様の方法論を否定するものではありません)